本日めでたく会社を退職いたしまして、と言っても11月の始めから有給消化に入ったのでもうとっくに辞めてる気分だったのですが、正式な退職日は今日なのです。
最終出勤日の次の日には仕事のことはすっかり忘れ、仕事の夢を見ることもなく、こんなにしあわせなことはないわと思っておりました。今では仕事のことなど思い出すこともないどころか思い出せないぐらいの状態。
毎日無駄に怒ったり怒鳴ったりしなくてよいということは本当にすばらしい。ノンストレス最高。おうち大好き。
そもそもこの会社で働いている間は本当に辛かったんだけど、いったい何がどんなふうに辛かったのかということが、いまいち人に話せない。
会社にいる時間は、辛いこともあったけどまあ楽しいこともあった。長時間会社に居なければならないということ自体と、呼ばれればいつでもバカ社長に会いに行かなければならない(そして会いに行けば必ず面倒な用事を言いつけられる)こと、管理者として行く先々で陳情を聞いたり注意したり怒ったり諭したりなだめたりしなければならないことが、まあ苦痛といえば苦痛であった。いや苦痛だった。
なんだろう。たとえばすごい熱が出たときって、自分が熱があるってことに気がつかない。それと同じ感じで、たぶん辛いんだと思うんだけど、どうも実感できないというか。
いちばん辛かったのはやっぱり勤務時間。定時は9時から17時だけど、業務の都合上7時ちょっとすぎに行っていた。その時点でまあちょっとおかしい。でも、同じくらいの立場の人たちは朝5時半に来ていた。つまり7時でも遅いのだ。でも私は7時で精一杯。というストレス。
7時に出勤しても、退社できるのは20時くらい。毎日。この時点でだいぶおかしい。でも朝5時半に来てる人たちも退社は同じくらいか、下手すればもっと遅い。というストレス。でもまあ、まだこれぐらいの人ってたくさんいるし、まあまあちょっと大変ねっていうレベルじゃない?と思っていた。
だんだん仕事の量が増えてきて、とうとう退社時刻が0時を回る。毎日。すごくおかしい。ここに来て朝7時に出社するのは無理になる。会社より自分の体が大事。あきらめて出社時刻を9時にする。私が朝7時からやっていた仕事は個人作業だし、遅くなって困るのは何か問題があったときだけなので、そのときは私が怒られればそれで済む。だけど5時半に来てる人たちはそうはいかない。朝5時半にその人たちが会社に居なければ、たちどころにすべての作業が遅れ、その後の工程に影響して、最終的には配送まで遅れるしたぶん翌日まで影響する。なのでその人たちはどうしても絶対に5時半に来なければならない。毎日。家に居る時間は5時間ぐらいかしら。寝られるのは2〜3時間?毎日。冗談じゃない。死んでしまう。みんなふらふらになりながら働いている。どうして倒れないんだろう。純粋に疑問に思う。
私は9時に出勤して0時に退社する。それでももう限界。だって毎日だよ?やめよう。そう決意する。5時半から0時まで働いてる人に比べれば全然マシなほうなんだけど、比較しても仕方がない。それよりも自分の体のほうが大事。精神的にも相当やられてる。これだけ長時間働いた挙句、家に帰ってからも仕事のことを考え、夢の中でまで仕事をしてるんだから当たり前だ。心の病まであと1歩。病んでしまってからでは遅い。早く。早くやめないと。
決意をしてから辞めるまではよく覚えてない。心の病に片足を突っ込んでいたのかもしれない。完全に自分を見失っていた。自分を見失っているということに気付いてはいたものの、どうしようもなかった。会社に支配されていた。くだらないと思いながら必死で働いていた。
今でもあの会社の中では負の気が渦巻いているのかと思うと、用があって会社の近くに行くことさえ躊躇する。
うん。文章にしてみるとやっぱりつらかったのだな。いまいち人に話せないと言いながら長々と書いて満足した。無駄な経験なんてないと言うものの、真っ只中に居るときは、この経験が今後の人生で役に立つことなんて絶対にないだろうと思っていた。今考えれば、あんな状態からでも生きて帰ってこられたということは、この先同じ程度の地獄があったとしても、飲み込まれない自信にはつながったかもしれない。あれ以上だとわからないけど。
経営者の愛人が上司になった場合の対処法については、いまだに良い方法は見つからない。